融資に必要な経営指標とは?
経営に関する専門的な用語はなかなかなじみのないものが多く、わからない、知らないことが多いですが、これから起業するなら知っておくべき用語がたくさんあります。
その中の1つに、経営指標があり、これは融資の際にもとても大きな影響を与えるものです。
経営指標は、財務状況の把握が必要不可欠の会社の経営状態を、分析手法の1つで、数値が示すものです。
数字は苦手という方もいるかと思いますが、それでは会社は発展していきません。
一部の調査では基本的な経営指標を算出している企業は、全体の半数程度と言われており、経営がうまくいっていない企業では経営指標を把握していないケースが多いと言われています。
融資の際にはこうした経営指標をしっかりと見極め、融資して良いかどうかを判断します。
経営指標といってもさまざまな内容があるため、収益性や安全性、効率性、成長性などを重視することが多いようです。
また事業の効率性を図るものとして、売上高総利益率などもチェックすることがあり、これらの数値が高い方が効率の良い経営といえます。
これらの内容を把握して融資をするかしないかを判断されます。
正しい経営判断は自社の財務状況の把握が大事
自社の財務状況はどのようなものでしょうか。
経理や税理士・会計士に任せているからわからない、そんな会社ではすでに倒産が目前となっていることがあります。
正しい経営判断をするには経営指標や財務指標を把握することが必要不可欠で、自分の会社がどれほどの利益や成長をしていて、どんなところがマイナス要素なのかを把握することが必要です。
これは毎月チェックすべきことで、前月と比べてどうかを把握して、今月の目標とすることが一般的です。
こうした経営指標の活用は、もっとも基本的な経営であり、会社を成長させる方法としてベーシックなものです。
その上で経営戦略や経営計画を考えることが良いとされています。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。