事業を行っている方、これから起こす方にとって、金融機関からの融資は欠かせません。
今回は「日本政策金融公庫」についてご紹介しましょう。
日本政策金融公庫とは?
日本政策金融公庫とは、国民の生活をサポートする会社です。
かつては「国民生活金融金庫」という名称でしたが、現在は「株式会社日本政策金融公庫」と名称が変わっており、国民生活事業部が設立されています。
この「国民生活事業」とは、地域の身近な金融機関として、小規模事業主や新規創業起業の方への事業資金の融資の他、子供の入学資金などを必要とされる方への教育資金融資などを行っています。
「株式会社」と言っても国が100%の所有権を有しており、国の政策に基づき、国民一般・中小起業主、農林水産業者への円滑な資金供給をしていて、公的色合いが強い会社です。
新規創業者向けの「創業融資」も行っています。
日本政策金融公庫の業務概要
日本政策金融公庫では、数多くの小規模事業主への小口融資や国民への資金融資の他にも様々な業務を行っています。
セーフティネット機能があり、経営環境の変化に伴い資金繰りに影響を受けた小規模事業主に対する「セーフティネット貸付」や、地震・台風・豪雪などの自然災害時に、被害を受けた小規模事業主への復旧・復興支援、海外展開・ソーシャルビジネス、事業再生などを行う小規模事業主への資金的な支援、「国の教育ローン」による支援などがあります。
創業融資とは?
創業融資とは、新規事業を開始する際に資金を貸してもらえる制度のことです。
この制度は、「日本政策金融公庫」のほか、「信用保証協会」も行っています。
より高い融資限度額と長い返済期限などが、「信用保証協会」よりも勝っている部分でしょう。
しかし、どちらからの融資を受けるにしろ、審査を通るには綿密な計画書の作成や徹底した事業のプランを確定しなければなりません。
創業融資の獲得成功率は約3割と言われている狭き門なのです。
申請書類の作成は個人でも行えますが、きちんとした書式に基づき、専門家の知識も借りて作成すると、より獲得成功率を上げることが出来ます。
関連サイト
・日本政策金融公庫 神戸支店 融資取扱件数4年連続NO.1! – 神戸すえひろ税理士法人
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。