創業補助金の採択率とは?
創業補助金は、新しく創業する方を対象として創業にかかる経費の一部を助成(補助)するもので、その事業内容に需要があるもの、雇用の創出を促すもので、経済を活性化させる目的があるものを対象としています。
またこの創業補助金を受けた方は、計画した補助事業の遂行のために、事業完了日まで1人以上雇うことが必要です。
この創業補助金の採択率というのは、簡単に言えば申請した総数のうちどれだけ補助金をもらえたのかという確率のことで、平成28年度は応募総数2866件に対して採択総数136件、採択率4.7%、平成29年度は応募総数739件に対して採択総数109件、採択率14.7%となっている状態です。
創業補助金の採択率が低いことは、あまりにもハードルの高い補助金という認識や、申請しても補助金がもらえないということが多いため、挑戦する方が減ってしまったことが原因だといえます。
補助金は基本的に返済しなくても良いもののため、この制度が発足したときはもっと高い採択率でした。
近年では厳しく審査されることもあり、ぐっと少ない採択率になっています。
創業補助金の内容とは?
創業補助金は先にも触れたように新しいニーズを興す方を対象として、新たに雇用を増やすことができるような創業プランを対象に生まれた補助金で、補助率は1/2以内、外部資金調達がない方は50万以上100万以内、外部資金調達がある方は50万以上200万以内と決められています。
応募は公式ホームページから応募書類をダウンロードして使用でき、電子申請にも対応しています。
電子申請の場合は、記入漏れチェックなどの補助機能が満載で、数値の自動計算や選択表示なども対応しています。
書類そのものに不備の少ない申請ができるので、時短や経費の削減、精度を高めるといったメリットがあり、国としても推奨さいている申請方法です。
こうした補助の申請は期限があるので、申請するときは必ず期限を守るようにしましょう。
関連記事
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。