カードローンの影響
基本的に、創業融資の場合クレジットカードのローンはただ借り入れているだけであれば、審査に影響することは無いと思われます。
影響があるのは、返済に関して事故があった場合、いわゆる返済の遅延であるとか、返済ができなくなってカードが使えなくなったなど、トラブルがあった場合だけです。
きちんと毎月返済できていて、何も問題がなければ、心配することはありません。
それでも気になる人は、少額であれば、一時的にでも返してしまえばいいのではないかと思います。
カードローンの返済金の出どころまで詳しく調査することは無いと思いますし、少額のローンを返せないくらい資金に切迫しているようでは、会社の運営自体危ぶまれてしまいます。
あまりたくさんローンは無い方がいいに決まっていますが、なかなかそういう訳にもいかないと思いますから無理して返すことは無いと思います。
そういうものを含めて、毎月きちんと返済できるということを証明すればいいわけですから、提出書類を作成することに重点を置く方がいいのではないでしょうか。
創業融資で重視されること
創業融資の審査において、重要視されるのは、事業計画書と、通帳、面接です。
この3つがきちんと作成されていて、業種の将来性に問題がなく、きちんと毎月の返済ができるということを納得できるような根拠を示すことができれば、かなりポイントは高くなると思います。
またどうして資金が必要なのか、その会社をどんなことがあっても成功させるという意欲が伝われば、大抵は大丈夫なようです。
ただ絶対ということはありませんから、一年以上前から、いろいろなことを準備し、毎日の積み重ねを滞りなくこなしていることが必要であることは確かです。
お金に対するまじめな姿勢というのは、初めて会った人でも伝えることはできますし、熱意は伝える側の姿勢次第で相手の心を動かします。
せっかくの創業ですから、融資で失敗して大変な思いをしないように準備は慎重に行ってください。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。