今回は創業融資の金利についてご紹介しましょう。
創業融資とは?
創業融資とは、新規創業する会社がお金を借りられる制度のことです。
この制度を扱っている組織は、「日本政策金融金庫」という公庫と「信用保証協会」の2種類があります。
一言に「創業融資」と言っても様々あり、例えば女性や若者、シニアの起業家向けの制度「女性・若者/シニア起業家資金」や、再度起業に挑戦される方向けの「再チャレンジ支援融資」、「新規開業資金」、「海外展開資金」、「IT資金」、「社会環境対応施設整備資金」など種類があります。
審査を通れば自身の事業内容や状況に合わせて、各融資制度を無担保・無保証人で利用できます。
創業融資を受けられる方
創業融資を受ける条件は、新たに事業を始める場合だけではありません。
事業開始後、税務申告を2期終えていない方も対象になります。
その他の条件では、雇用創出・経済活性化・勤務木経験または習得技能の要件を満たしている方、自己資金の要件を満たしている方など条件が様々あり、それらを満たしている方が融資の申請をすることが出来ます。
創業融資の限度額
創業融資は審査さえ通ればいくらでも貸してくれるというわけではなく、限度額が決められています。
「日本政策金融金庫」の場合は限度額が3,000万円と決められており、審査により限度額いっぱい借りられるか、もっと少なくなるのかも変わってきます。
創業融資の金利
創業融資の金利は、基準利率で、融資期間7年以内なら2.60%、7年超~9年以内なら2.70%、9年超~11年以内なら2.80%、11年超~13年以内なら2.90%、13年超~15年以内なら3.00%となっていますが、これはあくまで基準利率です。
特別な条件を満たすことにより、お得な金利で借り入れることも出来、その場合は基準金利よりも低くなります。
最も低い金利で借りられる条件の場合は、基準金利よりも1.00%以上低くなることもあります。
上記は全て年利です。
また、利率は金融情勢により変動するので、あくまで参考とお考えください。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。