創業融資のための資金調達方法について
創業融資のために、少しでも資金調達をしておきたい、そう考えるときには何と言っても自己資金を多くすることがポイントです。
というのは創業融資は自己資金の2倍の金額まで、上限を3000万円(うち1500万円運転資金)として借りることができます。
つまり、創業融資額を少しでも多くするためには、自己資金を多く貯めておき、その2倍の融資を受ける方法が最も効率的な方法といえます。
もちろん無担保、保証人なしですので、これは利用するしかありません。
この自己資金の調達方法は自分で貯める、親族や友人からの借り入れ、その他借入できるところから借りるといった方法がありますが、この中では自分で貯めることが最も良い方法です。
創業融資を行う日本政策金融公庫では、融資の申し込み時点で借入があることや、払いの滞納などがあると申請した内容の金額を融資してくれません。
よほどの信用がなければ融資してくれない、という意味もあります。
そのためなるべくなら創業時は自己資金として貯めることが理想的で、1円でも多く貯めた、私生活を節約して自己資金とした、と言えるくらいの努力を証明する方が融資を受けられる可能性が高くなります。
実際に創業融資が受けられる割合とは?
創業融資は多くの方が起業するときに申し込みます。
実際に融資を受けられるのは、申し込み総数のうち2割程度と言われており、準備不足などが原因で融資を受けられないことが多いです。
各種必要書類を集めれば良い、という考えだけでは通らず、書類の内容もとても重要です。
例えば、売上の根拠が明確かどうかという点ではかなり重視されています。
さらに、売上を達成させるための費用や用途なども明確だとさらに良く、事業の流れが明確でクリーンなほど良いと言われています。
また自己資金が少なすぎることも問題で、起業するのにこれしか貯めなかったのかと思われる方も多いと言われています。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。