創業融資に必要な通帳
創業融資の申し込みの際に、通帳が必要になります。
期間は大体半年から一年分になります。
なぜ通帳が必要なのでしょうか。
実は、通帳を持っていくことで、お金のやりくりがわかるからなのです。
では通帳のどういうところを見られるのでしょうか。
通帳はなぜ必要か
例えば、家賃やローンの支払いなど、きちんと一定期日に引き落とされているかどうか。
光熱費などは一定で引き落とされているか。
このような一定のサイクルで引き落としがされているかどうかを見ることで、お金に対するまじめさを見られているのです。
きちんと一定の期日に返済ができる人であるということが証明されるということですね。
やはり高額の貸付になりますから、長期に渡る返済が必要になりますし、今まで取引があるわけではないので、返済してもらえる保証が必要なのです。
一番信用がある通帳は、通常の通帳とは別に、定期預金等があると有利な展開にすることができます。
コツコツと、お金をためて、準備をしていたということで、まじめに返すことができる人だと評価されるのです。
一年前からもう企業は始まっていると考えて毎月少しずつでも積立を始めていくといいでしょう。
創業融資には、実績も信用もない相手に自分がいかに熱心に取り組んでいて、収益を得る見込みがあるかということを、審査員に納得させなくてはいけませんから、自分が逆の立場だったら相手にお金を貸すだろうかと常に考えていろいろなことを準備しなければいけません。
自分が見てもお金を貸したくないと思うような事業に誰も融資する気にはなれないと思います。
事業計画書も重要なものですが、通帳というのは、普段の生活が見えてしまう怖さがあります。
ちょっと油断した所に落とし穴があったりするものです。
時間は戻すことができませんから、その時その時をしっかかり管理しておかないと、いざという時に足をすくわれてしまいますから、気を付けましょう。
起業するには、あらゆることに気を配ることも必要なことです。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。
