資本金とは
起業したり、創業した場合には、資本金が少なからず必要になります。
会社をおこすためには資金が必要ですから、当然のことですが、創業融資では、会社を設立しようとしている人や創業して間もない人が借りるわけですから、最初の会社を立ち上げるためのお金を資本金(自己資金)として用意しなければなりません。
資本金が多い方がいいだろうと、あちこちからかき集めて、通帳に入れてしまう人がいますが、これは審査に通らなくなる失敗を引き起こすことになりかねません。
なぜかというと、通帳に入っているお金は、全て出所を調べてはっきりとさせなければならないので、結局どこから調達したか説明のできないお金は認められないことになるばかりか、審査も通りませんし、金融機関に記録が残りますのでしばらくこういう借り入れの申請は不利な条件となってしまうようです。
親からもらったお金という理由を挙げた場合、それを資本金に加えるということを親も同意して書類を提出できるならおそらく認められると思いますが、出所がはっきりしないとやはり怪しいお金ということになってしまいます。
創業時の自己資金
一般的に資本金は、創業時は自己資金と一緒ですから、借り入れをしようと思っている金額の三分の一くらいは、用意しておくべきだと、言われています。
会社を起こすのには、なにかとお金が必要ですから、早いうちから少しずつでも貯めて用意しておくことが必要です。
創業融資は、国がサポートする唯一の貸付期間ですから、審査に通らないと会社を運営していくことができなくなってしまいます。
せっかく準備をして他のことをクリアしても、肝心の運営資金がなければすべて水の泡になってしまいます。
なかなか難しいハードルですが、何としても最低限のお金は用意しなければ仕方がないわけです。
会社を経営していくうえで、やはり最初の試練となることかもしれませんが、これから先もっと大変なことは必ずありますから、絶対やり抜くという決意を示してみてください。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。